ANFO 標準タイプ, NS, ピース
ANFO

ANFO(硝安油剤爆薬)は硝酸アンモニウムと軽油の2成分からなり、他の爆薬に比べて衝撃や摩擦に対して安全性が高い爆薬です。
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- 詳細

- 特徴
硝安油剤爆薬は、硝酸アンモニウムと軽油の2成分からなり、他の爆薬に比べて衝撃や摩擦に対して安全性が高い爆薬です。弊社の硝安油剤爆薬は、爆速による動的効果とガス圧による静的効果のバランスが良く、非常に効果的な破砕効果が得られます。

- 特徴
ANFO-NSは、アンモニアガス抑制剤を加えた硝安油剤爆薬です。硝安油剤爆薬の主成分である硝酸アンモニウムは、セメントやコンクリート等のアルカリ性物質が混入した水溶液と接触するとアンモニアガスを発生しますが、ANFO-NSは、アンモニアガスの発生を抑制する効果があります。また、流動性が良好なので、機械装填機による装薬も可能です。

- 特徴
硝安油剤爆薬ピース品は、樹脂フィルムに硝安油剤爆薬を充填した薬包品です。
薬包することにより、発破計画に基づいた装薬量を適正に装薬することが可能となります。
標準タイプとANFO-NS, ANFO-ピースは、現場の状況に応じて選定しご使用ください。
性能
項目 \ 製品名 | ANFO 標準タイプ |
ANFO NS | ANFO ピース |
---|---|---|---|
仮比重 | 0.75~0.90 | 0.75~0.90 | - |
爆速(m/s) | 2,500以上 | 2,500以上 | 2,500以上 |
雷管起爆感度 | なし | なし | なし |
落槌感度[JIS法](級) | 8 | 8 | 8 |
摩擦感度[JIS法](級) | 7 | 7 | 7 |
特徴 | 標準タイプ | アンモニアガス発生抑制剤入り | 標準タイプ |
薬包・荷姿寸法表
項目 \ 製品名 |
薬包寸法 | 本数・c/s (本) |
NET 重量 (kg) |
GROSS 重量 (kg) |
段ボールサイズ(外寸) | ||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
薬径 (φmm) |
薬量 (g) |
薬長 (mm) |
縦 (mm) |
横 (mm) |
高さ (mm) |
||||
ANFO 標準タイプ |
- | - | - | - | 25.0 (基準) |
25.5 (基準) |
- | ワンタッチ 重袋 |
- |
ANFO NS |
- | - | - | - | 25.0 (基準) |
25.5 (基準) |
- | ワンタッチ 重袋 |
- |
ANFO ピース ※1,2 |
|||||||||
50 | 500 | 290 | 50 | 25.0 | 27.5 | 305 | 535 | 255 | |
50 | 750 | 430 | 30 | 22.5 | 25.0 | 450 | 525 | 165 |
※1.各値は標準値です。
※2.ANFOピースの寸法は代表寸法例です。詳しい寸法は弊社へお問い合わせください。
使用上の注意
- 直射日光に長時間さらすと固化または粉化しますので、取扱中はできるだけ直射日光を避けてください。
- 高温(60℃)以上になると、成分中の油類が蒸発し引火の原因となりますので高温切羽では使用しないでください。
- 固化したものは揉みほぐして使用してください。
- 起爆には十分なブースター(親ダイ)が必要です。
- 発破後、有害ガス(CO、NOx等)が発生するので、十分な換気を行ってください。
- 水孔での使用は不爆の原因となりますので避けてください。
- 可燃性ガス(メタンガス等)の存在する切羽では、爆薬の爆発炎によるガス爆発の危険性がありますので使用しないでください。
- 装填中は静電気対策を行ってください。特に低温・乾燥状態では静電気を発生し易くなります。
- 切羽での岩盤の状態(例えば湧水、節理や柔らかい層の介在等)による殉爆不良、死圧現象、爆轟中断等で発生した残留薬については、火薬類取締法施行規則の規定に従って処理してください。
- セメント等が混入したアルカリ性水溶液に接触するとアンモニアガスが発生し、吸入すると中毒症状を起こしたり、目に入ると炎症を起こす可能性がありますので注意してください。
- 長期貯蔵の場合、吸湿、固化等により性能が低下することもありますので、製造年月日の古いものからご使用ください。